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栃木でクビアカツヤカミキリ生息域拡大か 足利の桜並木でも 県内発見1年足らずで…

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栃木でクビアカツヤカミキリ生息域拡大か 足利の桜並木でも 県内発見1年足らずで…

県内で初めて桜の木で確認されたクビアカツヤカミキリ=栃木県足利市千歳町(増田勝弘さん撮影) 県内で初めて桜の木で確認されたクビアカツヤカミキリ=栃木県足利市千歳町(増田勝弘さん撮影)

 足利、佐野両市の果樹園で確認された外来昆虫、クビアカツヤカミキリが今月、足利市内の桜並木で見つかった。国内での発見から5年、県内での発見から1年足らずで急速に生息域を拡大しているとみられ、桜並木で確認されたのは県内初。今後、桜の名所での被害拡大が懸念され、専門家は早期対策を訴えている。(川岸等)

 足利市の昆虫愛好者、増田勝弘さん(77)が今月3日午後、同市千歳町の旧袋川沿いにある桜並木の古木で確認した。個体は捕獲し、市に届け出た。周辺に樹木を食い荒らした跡はなかったという。この桜並木にはソメイヨシノ約180本があり、市内でも有数の花見の名所として知られている場所だ。

 増田さんは昨年夏、県内では初めて同市内の雑木林でクビアカツヤカミキリを発見。今年春からボランティアで桜並木を見回っていた。「ついに桜の木に出てしまったか、と驚いている。今後、桜並木への影響が恐ろしい」と話す。

 桜は公園、街路樹など植栽場所で行政の管轄が異なるため、対策が遅れがちともいわれる。埼玉県草加市では4年前から桜並木に被害が相次ぎ、毎年、枯死した被害木を伐採している。

 行政に協力する同県生態系保護協会の加納正行さん(82)は「桜を守るには市民の協力が不可欠」と指摘する。

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