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旅や鉄道の観点から川端文学に迫る 茨木で「ディスカバー・ジャパン」展

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旅や鉄道の観点から川端文学に迫る 茨木で「ディスカバー・ジャパン」展

 ノーベル文学賞受賞作家、川端康成(1899~1972年)の文学を、旅や鉄道、映画との観点から考える企画展「川端康成のディスカバー・ジャパン-美しい日本の川端文学」が、茨木市の市立川端康成文学館で開かれている。

 川端の生誕月を記念した企画。同館によると、国鉄(現JR)は昭和45年から「ディスカバー・ジャパン」という観光促進キャンペーンを展開。そのときのキャッチコピー「美しい日本と私」が、川端がノーベル文学賞を受賞した同43年の記念講演「美しい日本の私」にちなんでいることから、担当者が川端に許可をもらいに行ったところ、快諾し、毛筆で「美しい日本と私」と揮毫(きごう)してくれたという逸話が残る。

 また、宮崎県を舞台とした、川端原作のNHK連続テレビ小説「たまゆら」(昭和40~41年)が、当時人気だった宮崎への新婚旅行ブームを加速させ、「観光宮崎」が盛り上がったという。

 展示では、こうした川端と旅、鉄道、観光、映画との関連を、ディスカバー・ジャパンのポスターや川端の揮毫のパネルのほか、宮崎市内にある「たまゆら」文学碑の拓本など多数の資料で紹介している。入館無料。火曜休館。30日正午まで。問い合わせは、同館(電)072・625・5978。