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飯山の土砂崩落 「避難指示」緩和、20日にも判断 流木食い止め枠4基設置 長野

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飯山の土砂崩落 「避難指示」緩和、20日にも判断 流木食い止め枠4基設置 長野

 飯山市照岡の井出川流域の山腹で先月19日に発生した土砂崩落を受け、県は17日までに、崩落地の下流にある砂防ダムの下流に、流木を食い止める「鋼製牛枠(うしわく)」を4基設置した。市は20日にも、現地を視察する専門家らの意見を聞き、現在の「避難指示」を「避難勧告」に緩和できるか最終判断する。

 現地視察するのは、いずれも公益社団法人の「砂防学会信越支部」と「地すべり学会中部」のメンバー計15人。市は、県による応急対策が施された現場を見てもらい、下流域の安全性などに関する意見を聞く。

 県はこれまで、幅3メートル、高さ2メートルほどの鋼製牛枠を崩落地点から約3キロ下流の河川内に4基設置した。桑名川砂防ダムに土砂が流れ込んだり、流木がダムを乗り越えたりした際に、部分的に捕捉・堆積させることができる。このほか、川沿いに土嚢(どのう)やコンクリートブロックを積むなどの応急対策を進めてきた。

 市は、土砂崩落の発生後、下流域に位置する桑名川地区の住民に避難指示を出した。一部は解除されたものの、19日現在で4世帯12人が市営住宅などで避難生活を送っている。

 市は、避難指示を避難勧告に引き下げる判断基準について、県による応急対策の完了も考慮するとしており、20日に現地視察する専門家らの意見を踏まえ判断する方針だ。

 土砂崩落をめぐっては、県が新たに砂防ダム1基を建設するため、6月補正予算案に5億500万円を計上した。県は9月の着工を目指している。