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空梅雨、早くも渇水懸念 ダム貯水率5.3%、農作物に影響も 三重

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空梅雨、早くも渇水懸念 ダム貯水率5.3%、農作物に影響も 三重

 三重県を含む太平洋沿岸地域などで、梅雨入り後も雨の少ない状況が続いている。気象庁の観測データなどによると、6月の津市の降水量は18日時点で平年の6月1カ月分の15%までしか達していない。少雨の影響で農業用水を供給する市内のダムの貯水率は19日時点で5・3%まで落ち込み、農作物への影響も懸念される事態となっている。

 気象庁の観測データなどによると、6月の津市の降水量は18日時点で30・5ミリ。東海地方などが梅雨入りしたとみられる今月7日と8日に、それぞれ18・5ミリ、8・5ミリのまとまった降水量を観測したが、それ以外の日はほとんど雨が降っていない。

 津市では19日も雲がほとんどない晴天に恵まれ、気温も午前からぐんぐん上昇。今年に入って最も高い最高気温33・5度の真夏日を観測した。

 同市では4月の降水量も92・0ミリ、5月が107・0ミリで、平年の6~7割という少雨傾向が続いている。

 これらの影響で、農業用水を供給している同市芸濃町の安濃ダムは19日時点で平年の約10分の1となる貯水率5・3%(平年57・1%)に。水位が下がって上流部ではダムの底が露出している場所も。同ダム管理室によると、5月に入ってから農業用水の供給制限を続け、同下旬から供給を停止。農業などへの影響も心配されているという。

 気象庁によると、東日本から西日本では4月下旬以降、高気圧に覆われて晴れる日が多かった。4月21日から6月13日までの降水量は、平年と比べ東京都心42%、名古屋市43%、徳島市44%、福岡市48%など、50%未満の地域も多い。

 梅雨入り後もまとまった雨が降らず、逆に前線の影響が長く続く沖縄では大雨になっている。

 ただ、三重県周辺では21日以降は雨の降る予想が多く、ようやく梅雨らしい日が戻ってきそうという。

 また、気象庁の3カ月予報では、7月には関東甲信から九州で降水量は平年並みか平年より多くなるとしている。