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子育てママ・ふかえさん運営 親子交流施設オープン 奈良

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子育てママ・ふかえさん運営 親子交流施設オープン 奈良

 ■“母業”少し休んで自分時間を 「助け合い、集える場所に」

 親子が集い、交流できる施設「母と子の貸切ひろば トラパレ」が、奈良市法蓮町にオープンした。子供は「遊び場」、母親には情報共有や休憩場所として利用できるほか、イベントなども開催されている。

 運営するのは、1歳の長女の子育て真っ最中のふかえたみさん(34)。「出産、育児を経験する中で“母業”の大変さに驚いた」という自分自身の経験から、「母親がゆっくりくつろげる、家庭とは離れた場所を提供しよう」と考案した。「『子供が中心の生活』からは少し距離をおいて、自分の時間を作ってほしいと思った」と話す。

 「トラパレ」は、つやと張りのある半透明の紙「トランスパレントペーパー」の略。北欧などでは太陽の光が少なくなる冬場、「トラパレ」で作った折り紙を光を集めるサンキャッチャーとして窓辺に飾るという。ふかえさんは「母子という『光』を、この場所に集めたいという思いを込めて名前をつけた」とする。

 施設は、ふかえさんが「一目惚れした」という築80年以上の古民家。約50平方メートルのスペースを開放している。入り口すぐの土間は、作家活動する母親たちのアクセサリーなどを展示・販売するギャラリー兼ショップだ。

 計17畳の大広間は、休憩所や友人とのおしゃべり場などとして開放。滑り台やおもちゃなどもあり、子供も気兼ねなく遊ぶことができる。カーテンで仕切られた、授乳やおむつ替えができるスペースも。飲食物の持ち込みも可能で、「ゆっくり食事がしたい時にも利用してほしい」という。

 さまざまなイベントも開催。これまで、アクセサリー作りや無添加の虫除けスプレーなどを作るワークショップを開き、好評だったという。今後も「梅酒作り」などを企画中だ。

 ふかえさんは「『相互扶助』の精神で、母同士が助け合い、集える場所にしていきたい。気軽に立ち寄ってもらえれば」と話している。

 営業時間は平日午前9時~午後4時、土曜午前9時~正午。利用料金は1回大人300円。母子優先だが、1時間1500円で貸し切ることも可能で、イベントの開催などもできる(最低2時間から)。問い合わせは同施設(電)090・9160・5205。