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【夢を追う】マッちゃん会長・合瀬マツヨさん(1)「泥臭さ」求め考え抜く

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【夢を追う】
マッちゃん会長・合瀬マツヨさん(1)「泥臭さ」求め考え抜く

週末、大勢の買い物客でにぎわう店内 週末、大勢の買い物客でにぎわう店内

 佐賀市北部の山間部に、年間30万人が訪れる直売所「マッちゃん」がある。新鮮な農作物や加工品を売る店は、直売所ブームの先駆けであり、農業6次産業化のモデルケースだ。農家の嫁から一念発起し、40代で創業した合瀬マツヨさん(68)は「大好きな村の魅力を伝えようと、がむしゃらに走り続けた。これからも、お客さんの満足度を上げたい」と語った。

 《福岡県から、脊振山地を越えて佐賀県側に向かう。三瀬トンネルを抜けると、右手に大きな駐車場が見えた。マッちゃんだ》

 平成3年、自身も含めて5軒の生産者の野菜を売るところから始めました。今は佐賀県内や福岡市内の1千軒近い農家から、品物が届くまでに成長することができた。農家の人々が作った加工品も置いています。

 遠くからわざわざ車でいらっしゃるお客さんのことを考えて、味はもちろん、値段でも喜んでもらいたい。

 常に「安いな」と思ってもらえるように、値段を付けています。生産者にも「自分が買うつもりで、値段を設定してほしい」と伝えています。

 おかげ様で、多くのお客さんが通ってくださる。中には、開店当初からのお得意様もいる。顔を合わせると、話に花が咲きます。楽しい瞬間ですね。

 《朝収穫した新鮮な野菜が並ぶ。中でも合瀬さんが手塩にかけた旬の野菜は人気を集める》

 私はずっと百姓です。50年以上になります。畑仕事のノウハウには自信がありますよ。

 約5ヘクタールの畑で、20種類程度の野菜を作っています。畑は昔、夫と2人でやっていました。今は従業員2人と、忙しいときはパートの方に手伝ってもらいます。朝から晩まで、店と並行して農作業をしています。社長を息子に譲ってからは、畑仕事をする時間が増えましたね。

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