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外国人観光客が増え続ける関西 夜のエンタメ花盛り 大阪

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外国人観光客が増え続ける関西 夜のエンタメ花盛り 大阪

 外国人観光客が増え続ける関西で夜のエンターテインメントを充実させる動きが目立ってきた。ショーを日本語が分からなくても楽しめる内容にしたり、常設にしてツアーに組み入れやすくしたりして訪日客にPRし、満足度を高めながら消費額の底上げも狙う。

 通天閣近くの大阪市浪速区の劇場で3月から上演している舞台「日本藝秀」には中国や台湾などからの観光客が連日詰め掛ける。1時間弱のショーにチャンバラ劇や日本の祭りといった内容を盛り込んで「日本文化の入門編」(主催者)のような構成にした。

 8月中旬までほぼ毎日開催し、夜の公演もある。主催する国際マネジメント(大阪市)の宮井利之執行役員は「外国人が楽しめる舞台が少ないという声を旅行会社から聞き、開催を決めた。夜まで歩き回る訪日客の受け皿となりたい」と話す。JTB西日本は、「OSK日本歌劇団」(大阪市)と組んで1~2月に初めて実施した夜間の舞踊ショーを、秋以降の常設を目指して準備を進めている。JTB西日本が運営する訪日客向けの案内所では「夜に楽しめる場所はないのか」という声が年々増えており、そうした要望に対応する。

 インバウンド事業部の熊野宏彦営業開発プロデューサーは「関西は夜に楽しめる場所が少なく、24時間営業の量販店に外国人観光客が集まっている」と指摘。「ショーや飲食店での受け入れが進めば、訪日客の消費額はまだまだ伸びる余地がある」と話している。