産経ニュース

高校生平和大使が結団式 「思いを次の世代に」節目の20年目、決意新た 広島

地方 地方

記事詳細

更新


高校生平和大使が結団式 「思いを次の世代に」節目の20年目、決意新た 広島

 核兵器廃絶を訴える被爆者らの声を世界に届ける「第20代高校生平和大使」の結団式が18日、広島市中区であり、15都道府県から選ばれた22人が、大使発足20年目の節目の年の活動に向けて決意を語った。8月にはスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪ね、核兵器廃絶を求める署名を届けるとともに平和への願いを伝える。

 祖父母が広島で原爆に遭った被爆3世の広島大学付属高2年、小林美晴さん(16)は「祖父母を含め被爆者の思いを次の世代に語り継いでいくためにも活動を続けなければならない」と誓った。

 東日本大震災の復興ボランティアを経験した岩手県立釜石高2年の阿部由美香さん(16)は「被爆者から話を聞き、私の知らない『戦争』を知った。戦争と大震災の悲劇を繰り返さないためにも体験者の気持ちを世界で考えるよう訴えていきたい」と意気込んだ。

 高校生たちは17日には、廿日市市の被爆者、柳川良子さんの被爆証言を聞いたり、平和記念公園(中区)で原爆慰霊碑に献花したりした。

 高校生平和大使は、インドやパキスタンが相次いで核実験をした1998年、長崎と広島の市民団体が米ニューヨークの国連本部へ派遣したのが始まり。昨年までに計約200人が就任し、延べ140万筆以上の署名を国連に届けてきた。