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重源ゆかり大湯屋初公開 東大寺、7月から「歴史たび」 奈良

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重源ゆかり大湯屋初公開 東大寺、7月から「歴史たび」 奈良

 JR西日本のキャンペーン「ちょこっと関西歴史たび 世界遺産東大寺」が、奈良市の同寺で7月1日~9月30日に実施される。鎌倉時代の同寺復興を支えた俊乗房・重源(ちょうげん)上人に焦点があてられ、上人ゆかりとされる浴場「大湯屋」(重要文化財)を7月1日~31日に初公開。鎌倉復興以降の息吹を知る貴重な機会となりそうだ。

 大湯屋は大仏殿と二月堂の間付近にあり、鎌倉時代の年号が刻まれた大きな鉄湯船(口径約2・3メートル、高さ約80センチ)が置かれている。今回、鉄湯船の劣化を防ぐ作業が終わり、内部が初めて公開されることになった。

 当時の僧侶や工事に携わった人らがサウナなどのように利用したとみられ、同寺では「英気を養った場を見て、中世の人らの気持ちを知るきっかけにしてもらいたい」とする。

 キャンペーンでは、重源上人の坐像(国宝)などが安置されており、例年7月5日と12月16日のみ公開されている俊乗堂も7月1日~31日に特別公開。拝観料は俊乗堂、大湯屋共通で大人600円、小学生300円。

 また、大仏に関する縁起が描かれた室町時代の「東大寺大仏縁起絵巻」(重文)全3巻が、東大寺ミュージアムで順に特別公開される。上巻は8月1日~20日、中巻は同22日~9月10日、下巻は同11日~30日。入館料は大人500円、小学生300円。

 このほか、境内ガイドウォークや特別法話などが予定されている。いずれも要予約。詳細は奈良市観光協会(電)0742・27・8866。