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新谷古新谷遺跡、古墳時代の木製琴など出土 松山の企画展で公開中

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新谷古新谷遺跡、古墳時代の木製琴など出土 松山の企画展で公開中

 愛媛県埋蔵文化財センター(松山市)は、同県今治市新谷の「新谷古新谷(にやこにや)遺跡」第2次発掘調査で、古墳時代後期(6~7世紀)の琴など、県内初出土の木製品が多数見つかったと発表した。出土品は県生涯学習センター(松山市上野町)で開催中の企画展「伊予の木工芸」で公開している。

 県内ではこれまでも、琴の可能性のある出土品はあったが、形がはっきりした「槽作りの琴」の出土は初めて。弦を張る共鳴板は長さ168センチ、幅20~30センチの大型で、片方に弦を張るための突起が設けられている。音量を増幅する共鳴槽とともに見つかった。

 琴は祭祀などの儀式に使われたとされ、廃棄された可能性が高いという。このほか、全国的に出土数が少ない紡織具の「タタリ柱」なども見つかった。

 発掘調査は国道196号今治道路の建設に伴い、今年1月から行われている。同センターは「遺跡付近に祭祀を執り行う首長が存在し、今治平野で最大級の集落があったのでは」としている。出土品の公開は7月2日まで。