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シカ多数、弥生時代の絵画 橿考研付属博物館で特別展 奈良

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シカ多数、弥生時代の絵画 橿考研付属博物館で特別展 奈良

 橿原考古学研究所付属博物館(橿原市)で、弥生時代の絵画土器などを集めた特別展「弥生絵画」が開かれている。建物や動物など弥生人たちが描いたさまざまな絵を見ることができる。6月18日まで。

 特別展は、全国有数の弥生集落跡の唐古・鍵遺跡(田原本町)発掘80周年を記念する展示会も兼ね、同遺跡出土の資料が多く並べられている。動物の絵の中で、特に目立つのがシカ。唐古・鍵遺跡の出土品では左向きのシカや角のあるシカ、4頭のシカの絵などを見ることができる。

 弥生絵画ではシカが最も多く描かれているといい、当時、身近にシカがたくさんいたとみられる。

 清水風(しみずかぜ)遺跡(天理市・田原本町)からも注目される弥生土器が出土しており、その1つが鳥装の巫女と2人の人物を描いた土器。鳥装の巫女は大きく手を広げており、神祭りを描いたとみられる。

 また、楼閣風の高床倉庫に鳥がとまる様子や、多数の櫂(かい)を持つ船を描いた同遺跡出土の土器も並べられている。

 このほか、両手をあげる人物を描いた土器(唐古・鍵遺跡)や寄棟造りの建物を描いた土器(桜井市・芝遺跡)、龍を描いた土器(同・纒向遺跡)、サメを描いた土器(鳥取県・青谷上寺地遺跡)なども展示されている。

 21日午後1時からは藤田三郎・田原本町教委文化財保存課長が講演する研究講座を開催。

 問い合わせは橿考研付属博物館(電)0744・24・1185。