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南あわじ市、舞子高と協定 環境防災科生徒、小中に派遣 兵庫

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南あわじ市、舞子高と協定 環境防災科生徒、小中に派遣 兵庫

教育提携に関する協定書をかわす南あわじ市の守本憲弘市長(左)と県立舞子高校の谷川彰一校長=19日、南あわじ市役所 教育提携に関する協定書をかわす南あわじ市の守本憲弘市長(左)と県立舞子高校の谷川彰一校長=19日、南あわじ市役所

 南あわじ市は環境防災科がある県立舞子高校(神戸市垂水区)と「教育提携に関する協定」を結び、19日、南あわじ市役所で調印式が行われた。近い将来の発生が懸念される南海トラフ巨大地震にそなえ、市内の小中学生と同校生徒らが交流し、防災学習などを行う。

 同校は平成14年、阪神・淡路大震災を教訓に全国で初めて環境防災科が設置され、防災や災害への対応、震災復興などについて約120人が学んでいる。同校が自治体とこうした協定を結ぶのは初めてという。

 協定書などによると、南あわじ市の小中学校からの要望を受けて同校が生徒を派遣、日頃の学習の成果を伝える。授業内容は防災マップ作りやクイズ形式など学年や学校の希望に応じて変えていくという。また防災ジュニアリーダー合宿なども開催する。7月下旬にも第1回の交流が行われる予定。

 守本憲弘市長は「南あわじ市は南海トラフ地震で被災が想定される地域だが、それを逆手にとって防災教育を通じて、自分で身を守る判断力や助け合う力、地域をよく知ることで郷土愛が育ってくれれば」とあいさつした。同校の谷川彰一校長は「地域や子供たちに伝えていくことで、生徒も学んだことがいかせる。そういう場所を与えてもらって感謝している」と話し、小中学生に教えることで生徒にとっても学んだことを実践する場になるとした。

 同市立西淡志知小学校のころに舞子高校の防災出前授業を受けて環境防災科に進学した同校2年の大塚愛未さん(16)は「今度はわたしが南あわじ市に防災を広めていけるように頑張りたい」と話していた。