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昨年度 静岡県への移住者、倍増の787人 「首都圏に近く自然豊か」

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昨年度 静岡県への移住者、倍増の787人 「首都圏に近く自然豊か」

 平成28年度の県外からの移住者は前年度より394人多い787人と倍増した。このうち県や各市町の相談窓口の利用者は65%を占めた。市町村別では静岡市が最多で島田市、小山町と次ぐ。静岡市は27年に東京・有楽町に移住支援センターを開設、“暮らしやすさ”を武器に移住を呼び掛けたことが実を結びつつある。県は「自治体の積極的な取り組みが移住者増に直結する」と分析。人口減少時代の魅力発信事業がキーワードとなりそうだ。

 県くらし・環境部のまとめによると、28年度の移住者相談件数は前年度比3046件増の5755件で、移住者と同様に倍増。本県の人気も全国3位(NPO法人「ふるさと回帰支援センター調べ」)に上昇した。

 移住者の上位5市町は静岡市68人▽島田市65人▽小山町59人▽沼津市43人▽富士宮市39人。人気移住先は伊豆と東部で、「首都圏に近く、自然が豊か」などの理由から相談者の7割が同地域を希望したという。

 静岡市に負けじと島田市も積極的な取り組みを行っている。県外からの移住で5年以上住む場合、住宅取得や通勤費への助成、子育て世帯への補助など2年間に最高120万円を受けられる移住促進制度が好評。さらに、空き家バンクを設置して、中山間地の古民家に住みたい移住希望者と空き家を貸したい市民とのマッチングを図っている。

 県では今年度、西部への移住者も増やそうと、中京や関西圏の移住フェアに参加するなど、首都圏以外へのPR活動を強化することにしている。