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大石順教尼の書画など50点 和歌山・九度山の旧萱野家で企画展

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大石順教尼の書画など50点 和歌山・九度山の旧萱野家で企画展

 事件で両腕を失い、口に筆をくわえて書画を制作した大石順教尼(1888~1968年)の企画展が九度山町の町指定文化財「旧萱野(かやの)家」で開かれ、書画など約50点が紹介されている。21日まで。

 町教委の主催。順教尼は大阪・道頓堀の出身で、本名よね。17歳のとき、事件で両腕を切り落とされたという。カナリアがくちばしでヒナに餌を与える姿を見て、口に筆を加えて練習を重ね、和歌や絵画も修業した。親交のあった萱野正之助・タツ夫妻の支援を受け、高野山真言宗の総本山金剛峯寺で得度し、身体障害者の社会復帰事業の発展にも貢献した。

 企画展では書画などの常設展示のほか、図柄を描いた振り袖や帯、美人画などを展示。訪れた人は興味深そうに見学している。

 無料。午前10時~午後4時半。問い合わせは旧萱野家(電)0736・54・2411。