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天智天皇が創建、崇福寺をしのぶ 大津で鎮魂供養祭

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天智天皇が創建、崇福寺をしのぶ 大津で鎮魂供養祭

 天智天皇が開いた大津京につくられ、興隆を極めながらもその後廃寺になったと伝わる崇福寺をしのぶ鎮魂供養祭が、大津市滋賀里町甲の崇福寺跡で行われた。

 崇福寺は天智天皇によって、大津京遷都の翌年にあたる668年に創建された。平安時代には奈良の東大寺などと並んで「十大寺」の一つに数えられるほど繁栄したとされる。倒壊と再建を繰り返し、室町時代に廃寺になって以降は、文献のみで存在がうかがえる寺となっていた。

 供養祭は、近江神宮と三井寺が合同で実施。昭和14年に水晶3粒が納められた舎利容器(国宝)が崇福寺跡から見つかったことを記念し、発見から50年に当たる平成元年から行っている。

 供養祭の斎主を務めた近江神宮の大木伸二権宮司は参列者に「当時ここにあったであろう立派な講堂と、その後ろの美しい琵琶湖の景色に思いをはせてほしい」と話した。

 参列した大津市唐崎の松野孝一さんは「大津と天智天皇との関係を感じることのできる貴重な機会。大事にしていきたい」と話した。