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東京五輪「メダルプロジェクト」 14市町が参加表明、取り組み拡大 千葉

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東京五輪「メダルプロジェクト」 14市町が参加表明、取り組み拡大 千葉

 ■携帯・スマホも回収

 家庭で使わなくなった小型家電に含まれる金属を、2020年東京五輪・パラリンピックのメダルに生まれ変わらせる大会組織委員会の「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」が始まり、県内の自治体でも取り組みが広がりつつある。千葉市では携帯電話やスマートフォンの回収専用ボックスを新たに用意。船橋市もイベント会場での回収を行い、市民の協力による大会の成功につなげようとしている。 (中辻健太郎)

 組織委によると、プロジェクトは、全国の自治体や事業者と協力して家庭や個人で不要になった小型家電を回収。スクラップした部品を溶液で溶かして金などのメダルの原材料を取り出し、東京大会で必要となる約5千個の金・銀・銅メダルを作り上げる「国民参画型プロジェクト」。五輪・パラリンピック史上初の試みといい、大会を契機として資源の有効活用を意識した持続可能社会の実現につなげる目的がある。

 県内でも「住民の思いを『メダル』に変えてアスリートに届けよう」とプロジェクトに賛同する自治体が相次ぎ、運営事務局の日本環境衛生センターによると、県内では15日現在、14市町が参加を表明。事務局は「自治体の参加で周知が広がり、問い合わせも増えている実感がある」と話す。

 千葉市は、これまでもリサイクルのために回収していたデジタルカメラやカーナビなど小型家電21品目に加え、プロジェクトの参加に伴い4月から新たに携帯電話、スマートフォンの回収を開始。専用の回収ボックスを市役所や各環境事務所の計4カ所に新設し、開始1カ月で約400台集まったという。

 幕張メッセ(同市美浜区)でフェンシングなど五輪・パラリンピック計7競技が行われる同市は「開催都市の市民がリサイクルした家電から選手に渡されるメダルが作れるかもしれない。少しでも提供できるよう市を上げて力を入れる」と意気込む。

 6月から参加予定の船橋市も、これまでの回収対象にパソコン、携帯電話を追加。同10日に同市中央公民館(同市本町)で行われる環境イベント「第20回ふなばし環境フェア」に臨時回収ボックスを設置し、市民への周知を行うという。同市は「携帯電話はデータを消去し、バッテリーを外すといった注意点がある。気をつけて協力してほしい」と呼びかけている。

 回収などの問い合わせは事務局(電)0570・035・530。