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自らを守れる国に 櫻井よしこさん、前橋で講演「改憲、一緒に考え実行を」

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自らを守れる国に 櫻井よしこさん、前橋で講演「改憲、一緒に考え実行を」

 ジャーナリストの櫻井よしこさんによる「日本よ、のびやかなれ」と題した講演会が18日、前橋市日吉町のベイシア文化ホール(大ホール)で開催され、北朝鮮による核ミサイルの脅威が現実化する中、鍵を握る米中関係を見据えつつ日本も米国頼り一辺倒から脱し自らを守ることのできる国になる重要性を指摘。自衛隊などを明記した憲法改正を提言した安倍晋三首相の意向に、国民的議論を起こして応じるよう訴えた。

 櫻井さんは北朝鮮が核搭載可能なミサイル開発を急ぐのは、朝鮮戦争で痛い目にあった米国を黙らせるための“金王朝”3代にわたる鉄の教訓と指摘。1年後には完成するとされる中、危機感を抱く米国が中国を抱き込みながら解決を図る現状を具体的に説明した。

 一方で就任以来、ツイッターで世界を振り回すトランプ大統領の危うさも指摘し、「中国は本当にしたたかな国。オバマ氏もだまされかけた。トランプ政権も中国が北を抑えてくれたら米中間の膨大な貿易不均衡も強く言わないなどと言い出し、貿易問題の標的を日本に変え始めている」。

 トランプ氏の世界戦略がよく見えず、中国に丸め込まれ米中が手を握ることもあり得る中、「それでも日本には(同盟相手として)米国しかいない」としながら「米国に頼るだけでは国は守れない。どうすればいいか」。そう問いかけ「人を教える際、人様に迷惑をかけず自分の責任で生き、人を助け、愛する者を守りなさいと教えますよね? 国も同じです」と9条の平和主義を堅持しながら憲法を改正する重要性を指摘。「今、日本人が、この事態と現実を見つめ何をしなければならないか、一緒に考え実行しましょう」と国民的議論の高まりを促した。

 講演は国際ソロプチミスト前橋(布川敏恵会長)40周年記念として行われ、約1300人が集まった。