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福島が金賞数5年連続1位 新酒鑑評会、東北勢が上位独占

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福島が金賞数5年連続1位 新酒鑑評会、東北勢が上位独占

 酒類総合研究所(広島県東広島市)は18日、平成28酒造年度(28年7月~29年6月)の日本酒の出来栄えを競う全国新酒鑑評会で、特に優れていると評価した金賞酒242点を発表した。都道府県別では福島県の22点が最多で、5年連続の日本一となった。

 福島県に次いで金賞が多かったのは宮城県の20点で、秋田県の16点、山形県の15点と続き、東北勢が上位を独占した。

 45都道府県の計860点が出品され、437点が入賞。福島県の「東豊国」や宮城県の「萩の鶴」、秋田県の「高清水」などが金賞に選ばれた。

 5年連続1位となった福島県では、新城猪之吉・県酒造組合会長や内堀雅雄知事らが記者会見した。新城会長は「うれしいが(東京電力福島第1原発事故で)まだまだ福島県の酒の売り上げ状況は厳しく、風評被害は続いている。県にふさわしい酒蔵として精進していきたい」と語った。

 「ふくしまの酒 祝5年連続日本一」と書かれた記念パネルを背に、内堀知事は「蔵元や関係者の努力のたまもの」と称賛した。

 県観光物産館(福島市)では金賞を受賞した末広酒造の純米酒が振る舞われ、味わった男性(40)は「5年連続ということで格別」と笑顔で話した。

 鑑評会は杜氏や国税庁の鑑定官らが味や香りを審査。品質や製造技術の向上を目的に明治44(1911)年に始まり、今回で105回目。