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鹿児島での空中戦映像 大分の団体、米から新たに入手

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鹿児島での空中戦映像 大分の団体、米から新たに入手

鹿児島県・喜界島上空で米軍に撮影された旧日本海軍の戦闘機「紫電改」 鹿児島県・喜界島上空で米軍に撮影された旧日本海軍の戦闘機「紫電改」

 さきの大戦の映像や資料を集めている大分県宇佐市の市民団体「豊の国宇佐市塾」は、米国立公文書館から新たに入手した米軍の映像を報道陣に公開した。昭和19~20年に9都府県の上空で撮影された計約10分間の映像で、名古屋、大阪両市への空襲や、鹿児島県での空中戦などを記録していた。

 昭和20年5月14日に名古屋市、同6月1日に大阪市の市街地にB29爆撃機が焼夷弾を投下する場面を記録。名古屋市ではこの空襲で名古屋城が焼けた。このほか、千葉県横芝光町の陸軍横芝飛行場や香川県三豊市を走る列車への機銃掃射などの様子も収められている。

 鹿児島県・喜界島周辺での空中戦は旧日本海軍の戦闘機「紫電改」が攻撃を受ける場面が写されている。紫電改は零式艦上戦闘機(ゼロ戦)に代わる新鋭機として戦争末期に開発された。同団体の織田祐輔さん(30)は「空中戦の映像は珍しいのではないか」と話した。

 同団体は米国立公文書館から入手した映像や資料を解析して場所などを特定し、公開する活動を続けている。