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5月20日に飯綱東高原で初「ロックフェス」 有志ら「一大イベントに」

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5月20日に飯綱東高原で初「ロックフェス」 有志ら「一大イベントに」

 飯綱山の麓にたたずむ飯綱東高原(飯綱町)で5月20日、約3千人の観客動員を見込む野外音楽イベント「天狗(てんぐ)Rockフェスティバル2017」が初めて開催される。地元有志らが、経営が厳しいリゾート地に活気を呼び込もうと企画したもので、将来的に著名なミュージシャンを招いて毎年開く一大イベントに育て上げたい考えだ。本番まで1カ月を切り、準備は着々と進んでいる。(三宅真太郎)

 フェスに出演するアーティストのタテタカコさん(38)は27日、飯綱町の飯綱中学校を訪れ、当日のオープニングイベントで共演する吹奏楽部2、3年生の24人と初めて顔を合わせた。

 飯田市在住のタテタカコさんは、表現の幅広さと個性的な声で知られる。シンガー・ソングライターとして県内外で活躍する。

 「みんなが好きな曲を教えてほしい。希望にあふれるみんなの音楽に私も交ぜていただきたい」

 タテタカコさんはそう呼びかけ、生徒たちとピアノで“セッション”した。この日は、当日のイベントで披露する2曲を決定した。

 吹奏楽部長で同校3年の三ツ井芽生(めい)さん(14)は「何千人という大勢の前で演奏する機会はなかなかないので楽しみです。私たちの音楽で飯綱町を盛り上げたい」と話した。

 タテタカコさんは「中学生には、感じたままをまっすぐに表現できる魅力がある。当日は舞台の上でかけがえのない一瞬を楽しみたい」と語った。

 フェスは長野市の出版社「一兎舎(いっとしゃ)」社員、飯島誓(せい)さん(44)らが昨夏に発案した。飯綱町出身の同僚と、スキーのオフシーズンに、いいづなリゾートスキー場を舞台に開催できるイベントとして企画した。準備期間は約半年。元バンドマンの飯島さんが事務局長を務め、ステージや音響などの設備からトイレや飲食ブースの設置に至るまで調整を続けてきた。

 出演するアーティスト・タレントは、「かりゆし58」や、お笑いコンビ「ホンジャマカ」の石塚英彦さん(55)、「ORIGINAL LOVE」の田島貴男さん(51)ら13組。親子3世代で終日楽しめる空間にすべく、子供向けの遊具を備える「キッズコーナー」や、マウンテンバイクを体験できる「アウトドアイベント」、飲食ブースが並ぶ「フードパーク」などで会場に花を添える。

 飯島さんは「飯綱の素晴らしさを体感できるイベントにしたい。スキーのオフシーズンを支えられる毎年恒例のフェスを目指す」と意気込んでいる。

 チケットは前売り券が大人5千円、高校生1千円、中学生以下無料。当日は有料駐車場(事前に駐車券の購入が必要)が用意されるが、しなの鉄道牟礼駅と会場を結ぶシャトルバスも運行される。問い合わせは同フェスティバル実行委員会(電)026・217・2737。