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ブルーインパルス、被災地にエール 23日に熊本城でアクロバット飛行

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ブルーインパルス、被災地にエール 23日に熊本城でアクロバット飛行

富士山上空を飛行するブルーインパルス。23日に熊本城上空へ特別飛行し、復興へのエールを届ける 富士山上空を飛行するブルーインパルス。23日に熊本城上空へ特別飛行し、復興へのエールを届ける

 航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)所属の飛行隊「ブルーインパルス」が23日、熊本城上空でアクロバット飛行(展示飛行)を披露し、被災地にエールを送る。熊本市とテレビ熊本(TKU、河津延雄社長)などが、熊本地震からの復興を後押しし、全国から寄せられた支援に感謝を伝えようと、イベントを企画した。(南九州支局 谷田智恒)

 ブルーインパルスの飛行は、午前11時から約20分で予定されている。青と白にカラーリングされた6機編成の機体が、平均時速800キロを超すスピードで一糸乱れぬ編隊飛行を披露する。

 前日22日の同時刻には、テスト飛行が実施される。

 ブルーインパルスが所属する松島基地は平成23年3月11日、東日本大震災の津波で壊滅的被害を受けた。ブルーインパルスは当時、九州新幹線の全線開業記念飛行に備え、九州入りしており、大半の機体が難を逃れた。

 その後、ブルーインパルスは福岡県の芦屋基地で活動を再開した。25年3月、復旧した松島基地に帰還した。宮城での復活飛行は、被災地復興のシンボルと称された。

 今回、熊本地震から1年を迎え、被災した熊本県民を応援しようという自衛隊や防衛協力関係者の努力で熊本での飛行が実現した。

 ブルーインパルスには、熊本出身のパイロットもいる。1等空尉の上原広士氏(32)は、熊本県合志市出身で熊本北高校を卒業した。ブルーインパルスにあこがれて空自へ入隊、昨年3番機パイロットとして、デビューした。

 「ブルーインパルスには3年しか乗務できない。任期中にめぐってきた熊本飛行のチャンスなので、頑張りたい」

 故郷への思いを胸に上空を飛ぶ。

 熊本市イベント推進課の担当者も「熊本城の上をブルーインパルスが飛ぶことで、復旧工事が進む城の現状と再建への歩みを全国に発信したい。中心市街地のにぎわいや熊本観光の復興へもつなげたい」と期待を語った。

 イベント「熊本復興 飛翔祭」は23日午前9時~午後4時、市中央区の熊本城二の丸広場をメイン会場に開かれる。飲食ブースや映画「トップガン」上映会、オリジナルグッズ販売、展示飛行解説やトークショーもある。問い合わせは市イベント推進課(電)096・328・2948。