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福岡・那珂川町職員、SNSで手話普及

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福岡・那珂川町職員、SNSで手話普及

 福岡県那珂川町が、会員制交流サイト(SNS)で手話を広める取り組みを続けている。手話通訳者の高齢化が進む中、若い世代の関心を高める狙いで、全日本ろうあ連盟は「SNSを活用した取り組みは珍しい」と評価した。

 「好きです。付き合ってください」。祈るような表情の女性職員が、手話で思いを伝える。約1分間のドラマ仕立ての動画だ。同町は昨年9月から、フェイスブックとインスタグラムで「みんなで手話 なかがわ」と称する動画を公開した。

 「手伝いましょうか」「どこに行きますか」などの日常会話を週2回配信する。15~20秒と短くまとめ、気軽に見られるよう工夫を凝らす。

 きっかけは約2年前、役場を訪れる聴覚障害者とコミュニケーションを取れるようにと、福祉課が朝礼に手話を導入したことだった。昨年4月の障害者差別解消法の施行に伴い、取り組みを全課に拡大した。各職員が手話で朝礼を進行し、福祉課職員は、毎日新しい言葉を覚えるようにしている。

 聴覚障害者からは「手話であいさつしてくれる人が増え、うれしい」との声が寄せられているという。