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婚活ツアーで島嶼部振興 都、夏めどに開始 事業者に助成金

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婚活ツアーで島嶼部振興 都、夏めどに開始 事業者に助成金

 島嶼(とうしょ)地域の人口増や産業活性化につなげる施策として都は、都内の島を船で巡りながら出会いを演出する「婚活ツアー」を今年夏をめどにスタートすることを決めた。都は今後、婚活ツアーを企画する旅行会社などの事業者を募集、審査を経た上で事業者に助成金も交付する。

 小池百合子知事は「観光、島の振興、婚活、いろんな意味で後押しをしていきたい」としており、新年度予算でも重視する島嶼部振興を後押しする構えだ。

 都は5月22日まで、旅行会社や婚活イベント事業者を対象に婚活ツアーのプランを募集する。旅行商品は一人でも多くの人に東京の島々の良さを知ってもらう目的から、原則、島外の20代から40代までの独身男女を対象としており、国籍は問わないとしている。

 都は「男女の交流を深めるものとなっているか」「それぞれの島ならではの体験ができる取り組みになっているか」などを重視して審査し、15のプランに絞り込む。採用された場合は、現地調査にかかる経費や広告宣伝費、添乗員の手配費用などを含む経費の半分、100万円を上限に助成を行う。15商品は今年夏から年度末にかけて実施するとしており、来年度以降の募集は未定。

 都の担当者は募集に当たり、「ツアーに参加した人たちに島のファンとなってもらえるよう、楽しい企画にしていきたい」と意気込みを語った。ツアーで島の魅力を伝え、観光客だけでなく、移住者増も狙う。

 「婚活」を切り口とした地域振興は全国に広がっている。神奈川県平塚市では、海に面した地域性を利用し、グループで地元の水族館を見学後、近場で取れる海産物を食べながら1対1のトークタイムを設けるなどの、30~40代向けの婚活ツアーを実施している。

 高知県では、「高知で恋しよ!!応援サイト」という婚活支援ホームページを開設し、婚活イベントを実施。さらに20歳以上の独身男女を対象に、相互のプロフィル情報を交換し、気になる人との出会いを後押しする「マッチング」も斡旋(あっせん)している。

 都と東京観光財団はプラン募集にあたり、4月25日午後3時から東京観光財団5階会議室(新宿区)で事業者向け説明会を行う。

 詳細は東京観光財団公式ウェブサイト(http://www.tcvb.or.jp/jp/news/news_041401.html)で。