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東郷平八郎が夢見たビーフシチュー再現 食品会社、舞鶴限定きょう販売 京都

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東郷平八郎が夢見たビーフシチュー再現 食品会社、舞鶴限定きょう販売 京都

 ■海自第4術科学校が監修 

 海上自衛隊で調理などを教える海自第4術科学校(舞鶴市余部下)が監修したレトルト食品「舞鶴限定 ビーフシチュー」を食品卸売り小売り会社の「児島食品」(同市余部上花木通)が20日から販売する。舞鶴の名物「肉じゃが」は、旧海軍の東郷平八郎提督がビーフシチューを作るように命じて誕生したとされる。同社の児島信行取締役(37)は「東郷さんが(本当に)食べたかったビーフシチューをイメージした」と話している。

 舞鶴鎮守府の初代長官となった東郷提督はイギリス留学時代に食べたビーフシチューの味が忘れられず、部下に注文したが、当時の日本にはデミグラスソースなどがなく、しょうゆと砂糖を使って作られたのが「肉じゃが」とされる。

 同社は平成10年から、レトルト食品「肉じゃが発祥の地 肉じゃが」を販売しており、約半年前に味やパッケージをリニューアル。その際、児島取締役が「東郷提督が食べたかったビーフシチューの再現」を思いつき、舞鶴商工会議所を通じて“旧海軍の味”を知る地元の海自第4術科学校に監修を依頼した。同校は地域への貢献を舞鶴商工会議所に提案しており、協力を承諾した。

 大阪市の食品会社に依頼し、当初は肉じゃがのシチュー版のイメージで作ったが、同校教官らが「スライス肉でなく、ブロック肉の使用を」「もう少しコクをだすべき」などとアドバイス。3回の試作を経て、酸味を生かしながらコクのある味に仕上げた。

 同シチューは220グラムで540円。賞味期限は2年間という。パッケージには海自第4術科学校の説明や舞鶴、横須賀など旧海軍鎮守府のあった4市が文化庁の日本遺産に認定されたことが書かれ、東郷提督の写真も使用している。児島食品の店舗のほか、五老スカイタワーやバザールタウン舞鶴でも販売する。

 児島取締役は「まずは舞鶴限定で販売し、鎮守府のあった町など全国へ販売を広げたい」と話している。問い合わせは児島食品(電)0773・62・0564。