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【宮城・東松島市長選】候補者の横顔

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【宮城・東松島市長選】
候補者の横顔

 23日に投開票される東松島市長選はいずれも無所属新人で、元県議の渥美巌氏(69)=自民、民進、公明推薦、元市議の五野井敏夫氏(63)、元市議の木村清一氏(67)による三つどもえの争いとなっている。3氏の掲げる政策や人物像を紹介する(届け出順)。

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 ■人脈を活かし復興加速 渥美巌氏(69)

 旧矢本町職員を28年務めた後、県議に立候補し当選。6期22年務めた。

 政治家を志したときから「皆さんの声を代弁して地方の声を県政に伝える」ことを心がけてきた。

 地方財政に精通していることが強み。町職員時代には13年間財政畑を、県議会では予算・決算の総括質疑を30回以上経験した。また、23年の東日本大震災などの災害時には、県と市のパイプ役として復旧・復興に尽くした。

 県議の任期を半分以上残しながらの出馬について「阿部秀保市長と二人三脚でやってきた復興をなんとしてでも進めていきたい。これまで培ってきた人脈を活かしてさらに復興を加速させたい」と話す。

 当選後は復旧・復興に加え、市職員を東京に派遣し、東松島市にマッチする企業の誘致を進めたいと意気込む。趣味は野球などのスポーツ観戦。

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 ■行財政運営に意気込み 五野井敏夫氏(63)

 会計事務所に40年間勤め、「誰よりも地域の経済状況を把握している」と自負する。

 少子高齢化対策として、健康寿命を伸ばす「健康マイレージ事業」や、空き家を利用した保育施設の設置、行財政改革を狙いとした公用車の台数削減や土地利用計画の見直しなど、6つの重点政策を掲げている。

 「震災以降はハード重視だったが、これからは財源的にかなり厳しくなる。財政をきちんと運営していく人が必要だ。地域の会計で培った力を、市で活かしたい」と意気込む。

 昨年は県ボート協会会長として、2020年東京五輪・パラリンピックのボート・カヌー競技の会場候補地となった、長沼ボート場(登米市)への誘致活動にも尽力した。

 運動しながら読書するのが得意といい、時代物の小説などを読んでアクティブに過ごす。

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 ■心を育むまちづくりを 木村清一氏(67)

 東日本大震災から6年が経ち、住民の「こころの復興」を第一に掲げる。集団移転先や災害公営住宅で暮らす高齢者への暮らしのサポートを強化すると訴え、「心は人に宿る。人づくりを正面から見据えて取り組みたい。心を育む郷土を大事にしたまちづくりをしたい」と力を込める。

 旧矢本町と東松島市の職員を35年間務めた。平成25年、地域の課題を解決したいと東松島市議に立候補し、当選した。

 町公民館の副館長だった昭和50年代、公民館に人を集めて活用させようと、講演会を計画。当時は文化的な活動に予算をつけるのが難しい時代だったというが、粘り強く交渉して実現させた。その取り組みは30年以上続いたという。

 「情熱を持って地道に、仲間の協力を得ながら頑張ってきた」と振り返る。

 趣味はゴルフと音楽鑑賞を楽しむことという。