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民間大型ヘリで回収検討 墜落1カ月半 樹木伐採し機体つり上げ 長野

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民間大型ヘリで回収検討 墜落1カ月半 樹木伐採し機体つり上げ 長野

 県消防防災ヘリコプター「アルプス」の墜落事故で県などは、松本市の鉢伏山の山腹に1カ月半近く置かれたままになっている機体について、民間航空会社の大型ヘリで回収する方向で検討していることが分かった。現場付近は急斜面のうえ、一部に雪が残って足場が悪いためで、近く機体周辺の樹木の伐採作業に着手する予定だ。

 回収案によると、現場周辺の状況が整い次第、大型ヘリで機体をつり上げて鉢伏山と連なる高ボッチ高原(塩尻市)周辺の平らな場所に降ろし、陸路を搬送するとしている。鉢伏山や高ボッチ高原に通じる塩尻市道「高ボッチ線」を管理する同市側とも連携し、周囲の交通への影響を少なくするよう努める。

 県危機管理部は「一日も早い機体の回収が原因究明にもつながる。安全を第一に、遺族感情に配慮しながら適切な方法を決めたい」としている。

 収容後の機体は県警などの捜査にも密接に関連するため、同部は関係機関と十分な調整を図ったうえで方法を公表する。

 高ボッチ線は現在、冬季閉鎖中だが、21日に国道20号の東山側から鉢伏山近くまで通行が可能になる予定。同市建設課は「搬送に市道を使うかどうかは県の判断になる」としている。