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和歌山県出身の偉人・陸奥宗光深く知って 没後120年プロジェクト シンポや出前授業…

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和歌山県出身の偉人・陸奥宗光深く知って 没後120年プロジェクト シンポや出前授業…

 明治時代に不平等条約の撤廃などに尽力した和歌山出身の陸奥宗光の没後120年を記念し、今夏以降、県内各地で講演会やシンポジウムなどさまざまなイベントが開催される。「県出身の偉人を深く知ってもらおう」と有志らが企画。小中学校を対象に出前授業なども予定されており、有志らは「大先輩に学び、陸奥宗光のような強い意志を持ってほしい」と期待を込めている。

 有志らでつくる市民団体「『陸奥宗光 外務大臣』の功績を教育に活かす実行委員会」が取り組む「陸奥宗光伯 没後120年プロジェクト」。7月7日に県立図書館(和歌山市西高松)で講談会が開かれるほか、命日の8月24日には和歌山ビッグ愛(同市手平)で記念会を開催。県内外から有識者を招いてシンポジウムや講演を行う。さらに11月には、同市内のほか、田辺市や白浜町でも講演会を開く予定。

 また、5月には和歌山市立加太中学校で、「すばらしい先輩・陸奥宗光に学ぶ」と題し、同実行委の会員が出前授業を実施する。今後も要望があれば出前授業を開催するという。

 陸奥宗光は、第2次伊藤博文内閣では外相として英国と通商航海条約を締結。領事裁判権の撤廃と関税自主権の一部回復に成功するなど、日本外交の礎を築いた人物の一人として知られる。

 19日、同市内でプロジェクト内容を発表した同実行委の臼井康浩事務局長は「功績を知り、県民であることに誇りを持ってもらえたら」と話した。

 また、県は、年度内に県立図書館や旧県議会議事堂などで功績や生い立ちなどのパネル展示を実施する予定。和歌山市立博物館では10月下旬から特別展「幕末の紀州藩」を開催し、坂本龍馬とやりとりした手紙や掛け軸などの資料を紹介する。