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視覚障害者支援団体が静岡県に提言書 「駅での歩行訓練必要」

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視覚障害者支援団体が静岡県に提言書 「駅での歩行訓練必要」

 昨年12月にJR興津駅(静岡市清水区)で発生した、視覚障害者の女性がホームから転落した事故を受け、県内の視覚障害者支援に関わる4団体が19日までに、再発防止に向けた提言書を県などに提出した。

 事故は昨年12月4日午前10時半ごろに発生。盲導犬を連れた50代女性が階段を下りてホームをUターンしようとしたところ、足を踏み外して転落し腰を打つけがを負った。女性は普段から興津駅を利用していたという。

 提言書では、行政機関窓口での視覚障害者への歩行訓練の情報提供や、鉄道各社に対し駅ホームの可動式安全柵の設置などを要望。県内の視覚障害者8115人(昨年3月末現在)のうち、実際に歩行訓練を受けたことがあるのは全体の1割ほどで、県視覚障害者協会の須藤正起会長(58)は「首都圏での死亡事故も使い慣れた駅で発生している。視覚障害者も年齢を重ねると運動機能が落ちてくるので、定期的に歩行訓練を受けてほしい」と話している。

 歩行訓練などの問い合わせは県視覚障害者情報支援センター(電)054・253・8180まで。