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佐賀知事、九電社長と会談 玄海視察、安全確保を要請

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佐賀知事、九電社長と会談 玄海視察、安全確保を要請

 佐賀県の山口祥義知事は19日、九州電力玄海原発3、4号機(同県玄海町)の再稼働に同意するかどうかの判断材料とするため、現地を訪れ九電の瓜生道明社長と会談した。山口氏は原発の安全確保に向けてさらなる対策の強化を要請し、瓜生氏も同意した。

 山口氏は22日にも世耕弘成経済産業相と会談する方向で調整が進んでいる。月内にも再稼働に同意する見通し。再稼働を巡る地元手続きは最終盤を迎えた。

 瓜生氏は山口氏との会談で、東京電力福島第1原発の周辺を視察した様子を涙ぐみながら説明し「二度とあのような事故を起こさない」との決意を訴えた。

 山口氏は会談後、記者団に「瓜生社長の安全に対する強い思いを聞くことができた。それが社風に組み込まれていると感じた」と九電の姿勢を評価した。瓜生氏は「原子力の安全性を証明するには10年、20年安全運転を続ける実績が必要だ」と述べ、安定稼働を継続することで地元住民の理解を得ていく考えを強調した。

 山口氏はこの日、新規制基準に沿って強化された安全対策施設や、津波監視用のモニターが新設された中央制御室などを見学した。原子炉格納容器や放水により放射性物質の拡散を防ぐ移動式の大容量ポンプ車も見て回った。

 玄海3、4号機の再稼働を巡っては、既に玄海町と県議会が同意している。