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慢性疲労症候群に理解を 患者団体が西宮で勉強会

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慢性疲労症候群に理解を 患者団体が西宮で勉強会

CFSへの理解を訴える佐藤まゆ子さん=西宮市 CFSへの理解を訴える佐藤まゆ子さん=西宮市

 激しい倦怠感(けんたいかん)や思考力の低下、睡眠障害などが続く「慢性疲労症候群(CFS)」について正しく理解してもらおうと、患者団体「Action for ME/CFS Japan」が主催する勉強会が西宮市高松町のなでしこホールで開かれた。患者やその家族が病気の特徴や必要とされる支援について説明し、約80人が聞き入った。

 団体の共同代表で、32歳のときに発症した佐藤まゆ子さん(42)は「患者は常に劣化したバッテリーで体を動かしている状態。頑張ればいっときは元気そうに行動できても、その後は数日寝込む。寝たきりになり得る重篤な病気だと理解してほしい」と呼びかけた。

 また、中学で発症した子供を持つ母親は「最初は私も怠けているのだと思った。学校側が理解してくれたのが本当にありがたかった」と振り返り、「保護者には進級や就職への不安もあるが、子供に無理強いしないでほしい」と訴えた。

 参加者の一人で、長女がCFS患者という大阪府高槻市の女性(69)は「他の患者さんの話を聞けてよかった。娘のつらさが分かり、もっと手を差し伸べなければいけないと思い知った」と話していた。