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川崎市と京急、まちづくりで連携 乗り換え向上など検討

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川崎市と京急、まちづくりで連携 乗り換え向上など検討

 川崎市と京浜急行電鉄は川崎駅周辺や沿線を中心とするまちづくりに関する包括連携協定を結んだ。京急川崎駅とJR川崎駅との乗り換えの利便性向上や京浜臨海部へのバス路線整備などに取り組み、地域活性化につなげる。

 明治31(1898)年創立の京急電鉄は大師線を発祥の地として、京浜臨海部の産業発展と川崎大師などの歴史観光資産を活用したまちづくりに寄与してきた。今後、羽田空港国際化の進展や、殿町国際戦略拠点でライフサイエンス分野の研究拠点が集積することを見込み、市と連携を深め、沿線価値向上につなげる。

 協定の中身は、川崎駅周辺のまちづくりと交通機能の強化▽沿線の産業や観光発展▽暮らしやすいまちづくり-の3点。

 川崎駅周辺のまちづくりとしては、来年3月完成予定のJR川崎駅北口自由通路と京急川崎駅の間に歩行者通路を設ける方向で検討し、JRと京急との乗り換え利便性向上を図る。

 また、平成30年度の連続立体交差事業完成に伴って京急大師線産業道路駅が地下化することから、同駅地上部にバスターミナルを設置する。同ターミナルを起点に、京浜臨海部や殿町国際戦略拠点、さらに羽田連絡道路を経て羽田空港に至るまでの区間にバス路線を開設する構想もある。京急川崎駅から八丁畷(なわて)駅までの高架下を活用したにぎわい空間の創出や地域活性化にも取り組む。

 協定締結を受け、福田紀彦市長は「訪日外国人を取り込むためにも京急電鉄との連携協力が必要不可欠」と述べ、京急電鉄の原田一之社長は「沿線のさらなる活性化に向けては、公共交通機関のネットワーク強化が重要だ」と話した。