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坪根地区、13年ぶり新小学1年生 通学タクシー導入 兵庫

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坪根地区、13年ぶり新小学1年生 通学タクシー導入 兵庫

相生市が導入した「通学タクシー」に乗り込む小学1年生の竹内海君=同市相生 相生市が導入した「通学タクシー」に乗り込む小学1年生の竹内海君=同市相生

 ■相生市船廃止、路線バスもなし

 相生市南端に位置する坪根地区から市中心部の相生小に入学した新1年生の竹内海君(6)が10日、「通学タクシー」で初登校した。同地区では13年ぶりの新1年生の誕生。しかし、かつて通学で利用された船は廃止され、片道7キロの陸路は路線バスもなく、2カ所のトンネルを通るなど1人での通学は危険として市が導入した。

 同地区はカキ養殖で知られる港町。相生小や市役所がある市中心部からは対岸に位置する。かつては連絡船「つぼね丸」が運航されていたが、4年前から児童が不在となったことなどから廃止となり、通学の“足”がなくなった。

 人口減少と少子高齢化の流れを食い止めようと、同市では子育て世代への支援充実を推進。竹内君以外にも一部の児童がバス通学しており、市は通学費無料化事業の一環で110万円の予算を計上した。学校で車を購入する諸経費より、タクシー代の方が割安としている。

 この日、竹内君は一緒に下校した友達と別れ、1人さびしそうにタクシーに乗車。自宅最寄りの坪根集会所までの乗車時間は15分ほどだが、「僕は大丈夫」と笑顔でVサインを出していた。