産経ニュース

弥生中期の方形周溝墓か 姫路・市之郷遺跡で遺構確認

地方 地方

記事詳細

更新


弥生中期の方形周溝墓か 姫路・市之郷遺跡で遺構確認

弥生時代中期の方形周溝墓とみられる遺構が確認された「市之郷遺跡」=姫路市日出町 弥生時代中期の方形周溝墓とみられる遺構が確認された「市之郷遺跡」=姫路市日出町

 姫路市埋蔵文化財センターは6日、弥生時代から中世にかけての集落遺跡「市之郷遺跡」(同市日出町、市之郷町)から弥生時代中期(1世紀ごろ)と推定される方形周溝墓とみられる遺構1基を確認したと発表した。周囲にめぐらされた溝からは同時期の壺や甕(かめ)なども見つかり、祭礼などで使われていた可能性があるという。

 大型店舗とマンション建設に伴い、同センターが昨年12月から2カ所で発掘調査を実施。大型店舗の建設予定地約1200平方メートルを調べたところ、逆コの字の形に溝をめぐらせた方形周溝墓とみられる遺構を確認。墳丘は削り落ち、溝だけが残る状態だった。

 同遺跡では方形周溝墓はこれまで未確認で、同センターの小柴治子技術主任は「集落のリーダー的存在の人物が埋葬されていたのでは」としている。

 一方、マンションの建設予定地約400平方メートルでの調査でも、弥生時代中期の溝を3本確認。ここは同遺跡の北端にあたると考えられていたが、溝が北方向に延びていることから、遺跡の範囲がさらに広がる可能性もあるという。

 8日午後1時半から現地説明会が開かれる。問い合わせは同センター(電)079・252・3950。