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「子供食堂」で地域交流 無料で食事提供 折り紙・バルーン作り 杉並・妙法寺

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「子供食堂」で地域交流 無料で食事提供 折り紙・バルーン作り 杉並・妙法寺

 厄除けの御利益で知られる杉並区堀ノ内の妙法寺で4日、子供たちに無料で食事を提供し、折り紙やバルーン作りを楽しむ催し「みょうほうじ 子ども食堂」が開かれた。寺で開催する子供食堂は珍しく、初めて開催した同寺の総務部長、望月隆行(りゅうこう)さん(44)は「いろいろな形で地域の親子さんたちが交流できる場を目指したい」と話している。

 子供食堂は、一人親や共働き家庭、経済的な理由で満足な食事を取れない子供を救うため、子供1人で来ても食事を提供できるよう始まった社会運動。食材は寄付でまかない、調理は地域のボランティアなどが手掛ける。

 「みょうほうじ 子ども食堂」は、妙法寺近くのボランティアからなる妙法寺子ども食堂実行委員会と、地域奉仕に力を入れる一般社団法人「東京キワニスクラブ」が主催、この日は300人以上の親子連れが訪れた。

 学士会館精養軒(千代田区)から提供されたビーフカレーが振る舞われ、茶道体験も行われた。

 母親と参加した杉並区の小学校4年、中川あやのさん(10)は「昼ごはんをお母さんと食べられる機会はなかなかないのでうれしかった」と話した。

 5年の西山陽菜さん(11)、3年の絢菜さん(9)姉妹は、同じマンションの友人と来場。絢菜さんは「カレーのお肉がプリプリでとてもおいしかった」と話し、茶道体験した陽菜さんは「やり方(作法)がおもしろかった」と感想を語った。

 育児休職明けで、ならし保育中の女性会社員(41)は、「子供が小さく大声で泣くため、レストランには行きにくい。ほかのお母さんや子供と伸び伸びと食事や遊びが楽しめる機会は非常にありがたい」と強調した。会場には折り紙やアートバルーン作りのコーナーも設けられた。

 配膳を手伝っていた、国際キワニス日本地区のガバナーを務める藤原武平太さん(76)は「家庭のそれぞれの事情に対応し、子供たちが楽しめる食堂設置に力を入れていきたい」と抱負を語った。

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