産経ニュース

市有地を10年無償貸与 鶴ケ島市、産婦人科誘致で優遇 埼玉

地方 地方

記事詳細

更新


市有地を10年無償貸与 鶴ケ島市、産婦人科誘致で優遇 埼玉

 出産できる医療機関がない鶴ケ島市は産婦人科を誘致するため、市内に産婦人科医院を開設する医師、医療法人に対し、市有地の10年間無償貸し付けなどの支援を行うと発表した。10日から5月31日まで募集し、応募があれば庁内の選考委員会で選考する。

 同市保健センターによると、市内では平成25年3月に民間産科医院が閉院して以来、出産できる医療機関がなく、市民の分娩(ぶんべん)は坂戸市の医療機関で5割、近隣市町で3割、残る2割が里帰り出産。このため、市民が身近な場所で安心して出産、子育てができるようにするため、積極的に産婦人科を誘致することにした。

 支援は、東武東上線若葉駅西口から徒歩約4分の土地区画整理事業区域内の総面積1108平方メートルの市有地を10年間無償で貸し付けし、その後は適正価格で譲渡または有償で貸し付け。施設整備にかかる借入金利子相当額を3年間、総額1千万円を上限に支援する。

 支援対象の産婦人科医院は分娩できる入院施設(19床以下)▽産科などの臨床経験5年以上▽継続して10年以上分娩を扱う-などが条件となる。

 産婦人科誘致に向け、同センターは「応募を待つだけでなく、積極的に大学病院などでも誘致を図りたい」としている。