産経ニュース

法衣につえ「子供遍路」歩く 小豆島

地方 地方

記事詳細

更新


法衣につえ「子供遍路」歩く 小豆島

 香川県の小豆島八十八ケ所霊場は、春休みを迎えて大人らといっしょに巡拝する「子供遍路」の姿が見られるようになり、30日、兵庫県新温泉町から訪れた「三宝会」の25人には12人の子供らが交じっていた。

 一行は毎年、小豆島霊場の特長である山岳霊場を中心に2泊3日で巡拝している、同町にある善住寺の檀家(だんか)らの団体。春休みを利用して参加した2~12歳の子供らは、白の法衣を着て、手には数珠と金剛づえを持つ本格的な遍路姿で札所を目指した。

 小豆島町にある14番札所・清瀧山では急な山道や石段を登り鐘楼で鐘を突き、本堂では一行を引率する善住寺副住職、山地弘純さん(40)の指導を受けながら読経して作法通りに参拝していた。

 山地さんは「親と離れた3日間で成長し、心のどこかで小豆島を振り返る」と期待。新入学を控えた宇多咲希ちゃん(6)は「ずっと来たかったのでうれしい。お兄ちゃんのけがが早く治ることをお願いする」と話していた。