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「君の名は。」新聖地? 宮崎に同名神社…地元期待

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「君の名は。」新聖地? 宮崎に同名神社…地元期待

 大ヒット映画「君の名は。」に登場する「宮水神社」と同名の神社が宮崎県日之影町の山あいにある。名前の一致は偶然だが、観光客を呼び込むきっかけになればと、地元では期待が高まる。

 映画は、架空の田舎町に住む女子高生、宮水三葉と、東京の男子高生の立花瀧の心と体が入れ替わることでドラマが展開。宮水神社は三葉の実家として描かれる。ファンの間では岐阜・飛騨地方のいくつかの神社が「モデルではないか」と話題になり、ゆかりの地を歩く「聖地巡礼」が人気を集める。

 神社本庁(東京)によると、登記上「宮水神社」は日之影町にしかないという。国道218号沿いの集落にあり、一帯の領主だった三田井親武(みたい・ちかたけ)らをまつる。幕末の1855年ごろの建立とされ、本殿まで続く石段や脇の灯籠、本殿から町を見渡せる点は映画に出てくる神社と同じだ。

 「寂しいところなので若い人が来てくれたらうれしい」。宮水神楽保存会の会長、宮田良弘さん(72)は期待する。町に映画館がないので作品はまだ見ていないが「テレビの宣伝では、雰囲気は似ていた」と驚いた様子だった。

 配給元の東宝宣伝部は「あくまで架空の町が舞台」とつれないが、宮崎県の河野俊嗣知事は1月、神社を訪れ「聖地巡礼? ファン必見の情報」とフェイスブックで紹介した。映画のシーンをまねた写真も添えた。

 町役場も看板の設置などPR方法の検討に乗り出し、担当者は「名前が同じだけだが、遊びに来てもらうチャンス」と意気込んでいる。