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三越千葉店閉店 「さみしい…」別れ惜しみ最後のにぎわい

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三越千葉店閉店 「さみしい…」別れ惜しみ最後のにぎわい

 千葉市中央区の三越千葉店が33年の歴史に幕を下ろした20日、店内は閉店セール最終日を迎えにぎわいを見せた一方で、年配の常連客や店で働いていたことがある人も訪れ、千葉駅前のシンボル的存在だった老舗百貨店との別れを惜しんだ。

 ◆ドレスはここで

 オープン直後から通っていたという千葉市花見川区の主婦、柳田ミヨ子さん(75)は「長女と次女のピアノの発表会の時、ドレスはここで買った。まだ家にある。ここでしか買えないものがあるし、私たちの世代だとインターネットが使えないので困る」と話した。

 かつて同店のレストランで働いていた美浜区の主婦、近藤千鶴子さん(53)は「働いていた店はもう別の店になっていた。行ってみたけど混んでいて外から眺めるだけ。さみしいけれど、お客さんがいっぱいいてよかった」。近藤さんの後輩だった東京都板橋区の藤井ひろ美さん(36)は「常連さんが多くて、良い店だった」と思い出を語った。

 ◆決して忘れない

 閉店後のセレモニーで、北條司店長は「千葉のお客さまのことは決して忘れません」と最後のあいさつを述べると、見守っていた大勢の来店客から拍手が送られた。

 閉店後の施設利用について熊谷俊人千葉市長は「地元関係者が進める事業を支援し、新たなにぎわいが生まれることを期待している」とコメントを寄せた。