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丹波漆の英語冊子完成 「外国人愛好家に正しい知識を」

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丹波漆の英語冊子完成 「外国人愛好家に正しい知識を」

 丹波漆を英語で解説する冊子「Urushi Tapping in Tamba」の完成記念講習会が20日、福知山市夜久野町の夜久野ふれあいプラザで開かれた。漆の研究者や市民ら約40人が集まり、専門家の講演に聞き入るなどした。

 記念講習会はNPO法人丹波漆などでつくる「福知山市文化遺産活用実行委員会」が主催し、冊子も同委員会が発行した。冊子はA4判8ページで、カラー写真とともに、漆かきの方法などが解説されている。千部つくり、海外で漆器を売る店に置くなどするという。

 講習会では府立大共同研究員で漆にくわしい北川美穂さんが「漆を英語で説明するには?」の題で講演。「『漆は英語ではジャパン』という表現をよく見かけるが、現代の外国人には通じない。外国ではジャパニーズ・ラッカーなどと呼ばれ、関心を持つ外国人が増えている。今回できた冊子は研究者とともに愛好家に向けて漆の正しい知識を伝えるのに役立つと思う」と話した。

 また、福知山公立大地域経営学部の平野真教授が「売れる産物-農産物・工芸品の新たな可能性」の題で講演した。

 会場では蒔絵(まきえ)体験もあり、参加者が銘々皿に漆で絵を描いたり、金粉をまくなどしていた。