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訪日外国人も指さしで意思疎通 さいたま商議所と埼玉大が絵文字うちわ

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訪日外国人も指さしで意思疎通 さいたま商議所と埼玉大が絵文字うちわ

 さいたま商工会議所(さいたま市)は埼玉大と連携し、4月27~30日に市内で開催される「第8回世界盆栽大会」に訪れる外国人向けに、指さしでコミュニケーションを取れるようトイレや案内所のピクトグラム(絵文字)を印刷したうちわを作成した。今後は2020年東京五輪・パラリンピックでの活用も視野に、利用者にアンケートを取り改良を加えていくという。(菅野真沙美)                          ◇

 うちわには、お手洗い▽身障者用設備▽エレベーター▽喫煙所▽病院▽案内所▽銀行・両替▽バス▽レストラン▽コインロッカー▽警察▽鉄道▽タクシー▽くず入れ-の14種類のピクトグラムが印刷され、それぞれ日本語と英語を併記した。同商議所が運営する情報サイト「マイタウンさいたま」のQRコードも印刷。反対側の面には、盆栽大会をPRするイラストや開催時期、大会公式サイトのQRコードが印刷されている。

 うちわの原案は、同市などが平成27年11月に開催した学生政策提案フォーラムでの埼玉大経済学部・斎藤友之教授のゼミの発表に基づいている。

 同フォーラムは「2020年東京五輪・パラリンピック開催に向けた『さいたま市のおもてなしスタイル』」がテーマで、同ゼミの「うちわによるオリンピックの暑さ対策」が最優秀賞を受賞した。市が同商議所街づくり・観光委員会に仲介し、同大に補助金を支出。ゼミ生を交えた試作品づくりが進められた。

 同商議所は世界盆栽大会に向けてうちわを約2千本用意した。大会を訪れた外国人に、うちわやウェブサイトの使用感のアンケートを行うなどして、「将来的には東京五輪・パラリンピックでも活用できるよう改良を加えていきたい」としている。