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府中市、分倍河原駅改良を具体化 都などと4者会議、周辺整備など連携

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府中市、分倍河原駅改良を具体化 都などと4者会議、周辺整備など連携

 府中市が、京王線とJR南武線が交差する「分倍河原(ぶばいがわら)駅」(同市片町)の駅改良、周辺整備の具体化に向けて動き出したことが20日わかった。昨年10月に京王電鉄とJR東日本、都を交えた4者による「分倍河原駅周辺基盤検討会議」を設置して、将来イメージや必要な機能、駅の配置などについて協議を開始。都庁から招く土橋秀規副市長(4月1日付で就任)に担当させて都と緊密な連携を図る。

 分倍河原駅は1日の乗降客(平成27年度)が京王線で約9万2千人、JRも約8万人。西武鉄道を含めて府中市内にある3鉄道事業者の14駅のなかで最も乗降客が多い。しかし、「ハケ」と呼ばれる立川崖線の崖上に京王ホーム、崖下にJRホームがあるため、5メートル以上の高低差があって乗り換えが不便なうえ、駅通路やホームが狭くて危険とされてきた。

 こうした問題を抜本的に解決するため、同市は昨年5月に自治会や商店会などの地元関係者によるまちづくりの勉強会を発足させ、同6月にはコンサルタント会社に駅や周辺の交通調査も委託。4者の「検討会議」も意見交換を始めた。

 29年度は早期に地元関係者の勉強会を「まちづくり協議会」に衣替えし、傘下に2つの部会を置いてそれぞれ住環境の向上、商業振興について議論を進めてもらう。さらに「都市・地域総合交通戦略検討協議会」を設け、交通事業とまちづくりが連携した総合戦略の策定作業を進め、その中で分倍河原駅、周辺整備に焦点を当てる。

 高野律雄市長は「事業の完成までには時間がかかるが、将来に備えて、いま動き出す必要がある」としており、32年2月までの現任期中に一定の進捗(しんちょく)を得たい考え。都市整備に詳しい土橋副市長を担当にすえるのもそのためで、都の支援を受けて国や鉄道事業者との交渉をスムーズに進める狙いがある。