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高萩の君田小・中学校で閉校式 卒業生ら別れ惜しむ

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高萩の君田小・中学校で閉校式 卒業生ら別れ惜しむ

 高萩市下君田の市立君田小、中学校で19日、両校の閉校式が行われ、地域住民や卒業生ら450人が見守り、別れを惜しんだ。

 両校は市街地から20キロほど離れた標高約520メートルの学校で、冬には保護者の手作りのスケートリンクやスキー教室で独自の体育授業にも取り組んできた。農林業の衰退で過疎化が進み、今年度は君田小に4人、君田中に3人の計7人が在籍するのみとなっていた。

 式典で小田木真代市長は「子供たちは地域の活力。しかし、このままでは適正な学習提供が困難」などと市立松岡小、中学校への統合の経緯を説明し、地域住民に理解を求めた。

 君田中の最後の卒業生となった鈴木七海さん(15)は「(閉校に)『もったいないね』という声もたくさんかけてもらいましたが、締めくくりをしっかりしようとがんばりました。先生との一対一の授業は楽しい思い出です」とスピーチ。君田小2年の長田成美さん(8)は「寒くなると雪が降るのが楽しみでした」と話し、作文「大すきなきみ田のふゆ」と題した作文を発表すると、大きな拍手が送られた。