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【静岡知事会見抄録】ワサビの農業遺産認定「世界にアピール」

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【静岡知事会見抄録】
ワサビの農業遺産認定「世界にアピール」

 【静岡ワサビ】

 川勝平太知事「本日、朗報が入ってきた。『静岡水わさびの伝統栽培』が日本農業遺産に認定された。もし、この『水わさび』が世界農業遺産に認められると、本県では世界農業遺産がお茶とワサビの2つになる。両方ともカロリーはほとんどなく、カロリーベースの食料自給率にはほとんど寄与しない。しかしながら、お茶もワサビも日本の食文化、和食に不可欠の食材だ。カロリーベースだけでなく、こういうさまざまな食材を通じて初めて食文化があるということを、世界にアピールすることになる」

 --「水わさび」の農業遺産認定が県全体の農業に及ぼす影響は

 「本県の農産物は“農業芸術品”である。単なる食材ではなく、静岡の伝統の技、農における匠の技術を評価することに通じる。農に対する関心が高まると、農業者に対する尊敬の念、憧れを生む。言い換えれば、ブランド化が進む。そうすると、(ワサビの)値が上がる。本県をワサビ栽培のメッカ、水ワサビのメッカにしていきたい」

 【桜ケ丘病院移転】

 --桜ケ丘病院の移転候補地が静岡市役所清水庁舎に決まったが、県としてどういう協力をするのか

 「(移転候補地が)津波浸水想定区域だというのは分かっている。しかし浸水や津波には備えなければならない。そこは協力どうこうではなく、やらなければならない。県が今行っている防災のための津波対策は、粛々と進める。できる限りのことをやるのは、初めからのこと。しかし、病院については担保できない。こちらに全部ゲタを預けられて、防災は知事がやるから大丈夫と言われても、そこにいざというときの病院があるのは望ましくない」

 【沼津駅高架化事業】

 --JR沼津駅の高架化事業について、沼津市の大沼明穂市長が推進の意向を示したが

 「大沼市長にお会いしたとき、今できることからやっていくと言っていた。それから、『高架はお金がかかるから、まず(貨物の操車場を)移す。いろいろな知恵を出していきたい。跡地利用はサッカー場も一つの選択肢だ』とも言っていた。高架化に関わる手続きのうち、できることからやっていくというのが大沼市長の考えだと私は理解していて、それには大賛成だ」(14日の定例会見)