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渡良瀬遊水地でヨシ焼き

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渡良瀬遊水地でヨシ焼き

 栃木、茨城、埼玉、群馬の4県にまたがる渡良瀬遊水地で18日、春の風物詩、ヨシ焼きが行われた。

 地元のヨシ利用者や消防関係者ら約890人が従事。順次、火を入れると、赤い炎と黒い煙が空を覆った。ヨシ焼き連絡会によると、この日は約1500ヘクタールのヨシ原の9割を焼き、遊水地を囲む堤防の上では周辺の住民ら8500人が見物。朝から写真愛好家がカメラのレンズを向け、堤防の上で弁当を食べながら見守る住民の姿もあった。

 堤防近くのヨシに火が入ると、パチパチと弾ける音が響き、群馬県みどり市から訪れた70代の夫婦は「初めて来たが、こんなに大規模とは思わなかった。黒い煙で太陽が真っ赤に見えてすごいのひと言」と興奮気味に話した。

 ヨシ焼きは、害虫駆除やヨシの生育を促すために毎年春に行われてきたが、東京電力第1原発事故後は2年間中止されていた。