産経ニュース

【千葉知事選】各陣営、後半戦へ意気込み 駅前などで支持拡大訴え

地方 地方

記事詳細

更新

【千葉知事選】
各陣営、後半戦へ意気込み 駅前などで支持拡大訴え

 任期満了に伴う県知事選は、26日の投開票に向けて後半戦に入った。主要3陣営は9日の告示後、県内各地の主要駅前で政策を訴えたり、個人演説会を開いたりして、支持拡大を訴えてきた。3陣営の動きを振り返り、ラストスパートに向けた各陣営の戦略や思惑を探る。(届け出順)

 ■遊説ツアー敢行 角谷陣営

 知名度向上を課題としていた角谷信一氏(62)は13日に銚子市入りしてから、九十九里・外房や安房地域と県内の遊説ツアーを敢行。遊説中も愛用のギターは離さず、演説後の弾き語りでは拍手が起こる場面も。陣営関係者は「応援の電話が事務所にかかってくるようになった」と知名度アップに手応えを感じている。

 角谷氏は、受験競争や貧困で子供たちが泣かず、ブラック企業や過労死の恐れがない県政の実現を提唱。また、遊説を重ねる中で「生活がままならない」と訴える農家の悲鳴を聞き、「農家をサポートする制度を作りたい」と語りかけるなど、演説の中にも遊説の成果を見せる。陣営関係者は「遊説で聞こえた県民の声を取り入れ、今後は千葉市や東葛地域など都市部で具体的な政策をアピールしていく」と後半戦に向けて意気込む。

 ■握手に駆け回る 森田陣営

 「これだけ多くの方に集まっていただいて、(告示日前日に亡くなった)母も喜んでいると思う」。15日に茂原市で開かれた個人演説会で、森田健作氏(67)は集まった約1100人の支援者に深々と頭を下げ、盛大な拍手を浴びた。翌16日の旭市での個人演説会でも約1千人が集まり、森田氏は東京湾アクアライン料金値下げや東京五輪・パラの競技誘致などの2期8年の実績を強調。3期目に強い意欲を示した。

 街頭では一人でも多くの県民に握手しようと駆け回る。記念撮影を求められることも多く、ツイッター上ではこうした人々が「森田健作に会った!」などとつぶやくケースが増加。森田氏自身も「『これからも千葉を頼むぞ』と期待の声をかけられる」と手応えを感じており、今後も大票田の県北西部を中心にできる限り多くの握手を交わして支持拡大につなげる戦略だ。

 ■地方議員ら活発 松崎陣営

 松崎秀樹氏(67)は告示後、成田や香取、旭、山武、館山、君津など県東部、南部を軸に選挙カーで遊説。「県民に寄り添う働く知事を」「チェンジ千葉」と訴えた。集会にも精力的に参加し、県民の生の声を聞いて政策に反映する姿勢を打ち出している。

 17日はJR木更津駅前(木更津市)で街頭演説を行い、県民にとって切実な課題の子育て支援や農水産業振興、学校トイレの洋式化促進といった政策を訴えた。その上で、「医療崩壊が起きている。県民から悲鳴に近い声を聞いた」として中長期的な視点で医療問題に取り組むと述べ、県民に握手して支持を求めた。

 松崎氏は「房総半島を駆け巡った。手応えはいい」と力強く語った。陣営関係者は「政党の推薦はないが、各地域の団体などによる勝手連的な支持の動きが高まっている。地方議員らも活発に動いている。首長の後援会で政策を訴える機会も多い。これからは県北西部を重点的に回る」と語った。

 このほかに、竹浪永和氏(42)も立候補している。

                     ◇

 ◇千葉県知事選 (届け出順)

角谷(すみや) 信一(しんいち) 62 無新 

元高校教諭(県高教組書記次長)立命館大                

竹浪(たけなみ) 永和(ひさかず) 42 無新 

元会社員・専門学校卒                     

森田(もりた) 健作(けんさく) 67 無現〔2〕

知事・俳優(衆院議員・文部政務次官・沖縄開発政務次官・参院議員)明学大中退 

               

松崎(まつざき) 秀樹(ひでき) 67 無新 

前浦安市長(県議・衆院議員秘書)明大院