産経ニュース

「埼玉県内全小学校にタグラグビーセット寄贈」の寄付金目標額達成ピンチ

地方 地方

記事詳細

更新


「埼玉県内全小学校にタグラグビーセット寄贈」の寄付金目標額達成ピンチ

 県内の全小学校約820校にタグラグビーセットを寄贈するため、県ラグビーフットボール協会が2千万円を目標に昨年8月~今年8月の期間で募っている寄付金が、現時点で目標の2割の約420万円にとどまっていることが18日、分かった。寄贈は2019年のラグビーワールドカップ(W杯)への機運を盛り上げる目的で行われており、同協会は「寄付金が目標に届かない恐れがある」として中小企業への寄付依頼などを行う方針だ。(宮野佳幸)

                    ◇

 タグラグビーはタックルをせずに腰に付けた布(タグ)を取り合ってプレーする競技で、身体接触がなくラグビーの入門として楽しめる。同協会はラグビーの普及を目指し、県内の全小学校にボール5個とタグ40本などのセットを寄贈するため、昨年8月から寄付金を募集している。

 同協会によると、17日までに確認された寄付の内訳は、振り込み=個人54件、法人・団体43件の計約290万円▽クレジット決済=個人29件、法人・団体1件の計124万円▽大会会場での受け付けなど=計11件約8万7千円。セットは146校に寄贈されている。

 同協会の坂下辰夫理事長は「寄付の呼びかけはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)や試合会場でチラシを配るなどして、やれる限りのことはやってきた」としつつ、「期間内に目標達成できるか危機感がある」と話す。

 18日に熊谷市内で開かれた理事会には坂下理事長ら12人が出席、寄付の現状が報告された。今後は従来のルートに加え、寄付事業への協賛を得ている埼玉中小企業家同友会に加入する企業などへ依頼するという。

 同協会会長の富岡清市長は「ラグビーW杯を想定すると、子供の頃からラグビーに親しんでもらうのは大切なことだ」と寄贈活動の重要性を強調。坂下理事長は「ワールドカップに間に合わなかったとしても、全小学校にセットを配布したい」と話している。

 寄付についての問い合わせは同協会事務局(電)048・526・5550。