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埼玉の虐待通告6481人 昨年、統計開始後最多 市民意識高まる

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埼玉の虐待通告6481人 昨年、統計開始後最多 市民意識高まる

 虐待の疑いがあるとして、昨年1年間に県警が児童相談所に通告した18歳未満の子供は、前年比2775人(74・9%)増の6481人で、統計を取り始めた平成16年以降で最多だったことが県警のまとめで分かった。県警が子供を保護して児童相談所に通告した子供の人数も統計のある24年以降で最多の430人となった。

 通告件数は21年の347人から右肩上がりに増加。増加の要因について、県警少年課は昨年1月に狭山市で3歳女児が虐待で死亡した事件の報道などを受け、「虐待に対し一般市民の意識が高まって通報が増えているとみられ、潜在的にあった虐待が浮き出ている」と分析している。

 虐待の内訳は、心理的虐待が4467人(68・9%)で大半を占め、身体的虐待1097人(16・9%)、ネグレクト(育児放棄)890人(13・7%)、性的虐待27人(0・4%)と続いた。

 摘発件数は前年比34件増の81件で、摘発人数は同38人増の85人。被害児童数は同34人増の82人に上った。内訳は身体的虐待82・7%、性的虐待13・6%、ネグレクト2・5%、心理的虐待1・2%。

 同課は「虐待の早期発見のため、間違いを恐れずに早めに通報してほしい」としている。