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【震災6年 被災地発】ベラルーシの高校生、月内福島訪問 「原発事故後の社会 考えるきっかけに」

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【震災6年 被災地発】
ベラルーシの高校生、月内福島訪問 「原発事故後の社会 考えるきっかけに」

 旧ソ連(現在のウクライナ)のチェルノブイリ原発事故による放射能汚染が最も深刻だったとされるベラルーシで、被災者への聞き取り調査などを行っている高校生が今月、県内を訪問する。日本の若者と交流し、共通の課題である原発事故後の地域社会を考えるきっかけにしたいとしている。

 来日するのは、ベラルーシ南部のゴメリ州の高校生、アンジェラ・ブランクさんとヴャチェスラフ・カシュペルコさんの2人。

 2人の学校には「放射線クラブ」という部活動がある。食品中の放射性物質の測定や、学校内や村内の放射線の測定を行っている。また、原発事故の被災者の経験を聞き取る「記憶を残していく活動」や、再生可能エネルギー促進などの環境保護活動も進めている。

 日本からの視察団が現地を訪問する際には、2人がクラブの活動について説明しており、今回は2人が東京や福島を訪れ、クラブ活動の紹介を行ったり、若者たちと交流したりする。

 日程は、25日午後1時半から東洋大学白山キャンパス6号館(東京都文京区)▽26日午後1時半からコラッセふくしま(福島市)▽27日午後2時から南相馬市民文化会館ゆめはっと▽28日午後4時からいわき産業創造会館(いわき市)で開催する。参加無料。

 実行委員で埼玉大教員の安藤聡彦さんは「原発事故後の社会を生きるにあたり、私たちに問われていることは何なのか。どのような生き方をしていくことが必要なのか。若者たちの対話を軸に、会場全体で考えていきたいです」と話している。

 問い合わせは、同イベント事務局(電)090・4385・7513。