産経ニュース

「奄美群島」世界遺産に弾み 34番目国立公園に正式指定

地方 地方

記事詳細

更新


「奄美群島」世界遺産に弾み 34番目国立公園に正式指定

奄美群島国立公園に生息する特別天然記念物、アマミノクロウサギ=鹿児島県・奄美大島(大町博之さん撮影) 奄美群島国立公園に生息する特別天然記念物、アマミノクロウサギ=鹿児島県・奄美大島(大町博之さん撮影)

 国内最大規模の亜熱帯照葉樹林がある鹿児島県の「奄美群島国立公園」が、わが国34番目の国立公園となった。国立公園のエリアを含む「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」について、政府は平成30(2018)年の世界自然遺産登録を目指しており、今回の指定を弾みにしたい考えだ。国立公園のエリアは奄美市など12市町村の陸域と海域の計約7万5千ヘクタール。奄美大島や喜界島、徳之島、沖永良部島などで構成する。

 森林にはアマミノクロウサギなどの希少な動植物が生息する。世界北限のサンゴ礁も広がり、波の浸食でできた石灰岩の崖やマングローブ林も特徴だ。

 新規の指定は昨年9月のやんばる国立公園(沖縄)以来となる。

 世界遺産登録を目指す「奄美・沖縄」は、沖縄県側のエリアが既に国立公園に指定済みで、今回、鹿児島県側の自然保護体制も法的に位置付けられた。

 政府は2月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦書を提出した。今夏にもユネスコ諮問機関による現地調査を受け入れる。