産経ニュース

唐古・鍵遺跡のシンボルに 復元楼閣を全面改修 田原本町

地方 地方

記事詳細

更新


唐古・鍵遺跡のシンボルに 復元楼閣を全面改修 田原本町

 田原本町は来春オープンする「唐古・鍵遺跡史跡公園」整備に関連し、遺跡のシンボルの復元楼閣(ろうかく)(高さ12・5メートル)を全面改修することを決め、平成29年度一般会計当初予算案に改修費約1400万円を計上した。建築から23年がたち、老朽化が目立つという。

 復元楼閣は楼閣を描いた絵画土器(紀元前1世紀ごろ)の出土を受け6年、遺跡内の唐古池に建てられた。木造の2層構造で、直径約50センチの柱を使い、壁の外面は網代(あじろ)壁。屋根は茅葺きで渦巻き状の棟飾りを配し、上層の欄干には鳥の飾りを付けている。

 これまで屋根の修理は行われていたが、全体的に老朽化が激しく、骨組みを残して全面的な修理を行うことを決めた。町は「楼閣を新しくし、公園オープンを盛り上げていきたい」としている。

 唐古・鍵遺跡史跡公園(約10万平方メートル)は、県内唯一の弥生時代の史跡公園として来春オープンする。町は新年度予算案に公園整備事業費約5億1千万円を計上。開園に合わせて同公園東側の民有地を買収し、駐車場やイベントなどに使える多目的広場を整備する(整備費約1億9千万円)。

 唐古・鍵考古学ミュージアムのリニューアル工事(事業費約4100万円)も予定。展示ケースの取り換えなどを行う。リニューアルオープンは開園後の来年6月ごろになるという。